たった2泊3日の出張だったが、疲れ切って帰ってきた。いつものように待ち合わせていた場所には嫁さんの姿がない。少し慣れたのか…悲しみよりも仕事に追われていることの方が勝っている。悲しみを忘れさせてくれることは有り難い。しかしそのギャップが大きくなる。

仕事を終えたのは21時過ぎ。ひとり寂しくて少し放心状態。ソファに寝転がっていると「嫁さんは何を考えていたのか」と天井を見上げて「嫁さん、しんどいよ」と呟く。本当にしんどい。そして嫁さんの携帯をいじりながら、何か見落としていることはないかと確認するも何もない。

今日、朝5時に目が覚めた。残していた仕事を終えて、母ちゃんに来週のSGは私の家へ何時くるのか聞くと「今日、G3やってるよ。遊びに行ってもいいか」と…あまり寝ていないから本当は断りたかったが、ひとりというのは寂しいもので、母ちゃんも寂しくしているのだろう。仕事も落ち着いたからOKした。

途中、酒と寝不足で1時間ほど落ちていた。起きてすぐに母ちゃんは万舟券をゲット。来週の資金ができたと大喜びで帰って行った。私は千円ちょっと負けだが、少しは心落ち着く週末を過ごせた。

ただこのところ、嫁さんの記憶をたぐり寄せ、愛してた人のことを呼び戻す。そうすると苦しくなる。私自身、どんな余生を過ごせばいいのか分からない。ひとりでいることがとても辛い。

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