連休最後の日、どこも出かけることもなかったが、仕事もする気も起きなかった。

洗濯物を干して、掃除して、仏壇をきれいにした。そのあとは嫁さんが作ってくれたパスタを再現するもなかなかうまく行かない。ちょっと茹で過ぎてベチャベチャ。う〜んなかなかうまく行かないもんだ。60点です嫁さん。

パスタを食べながら「世間はオリンピックで盛り上がっているだろうが、私はそうでもない。5年前のオリンピックは嫁さんと一緒に観ていた。何を一緒に観ていたのか思い出せない。」そんなことを考えていると悲しくなってきた。悲しくなると酒が進む。逃げ込めるところもなく、眠りにつこうとするのだ。最悪の状態。

いつもなら寝室で昼寝をするのだが、ソファで寝ていた。今日は嫁さんの側を離れたくなかったからだ。何時に眠りについたのだろう。気がつけば19時。少し頭が痛い。飲み過ぎだな。

晩御飯はどうしよう。何かを作る気もなく、ラーメンを食べに行く。年老いた夫婦がやっている豚骨ラーメン店。今日は奥さんがいなく、旦那さんだけで切り盛りしていた。「Cセット(ラーメンと餃子とライス)とビール」と頼む。しばらくすると「お勘定」と常連さんだろうか「今日、奥さんは?」店主は「ちょっと…」その時は何も思わなかったのは、目の前に出てきたのはBセット(どんぶりとラーメン)だったからだ。忙しそうだし、何かあったのだろうから黙って食べてお店を出た。

その帰り道…「奥さんは?ちょっと…」の会話を何かあったのだろうか。急に淋しくなり、イイおっさんが嫁さんの名前を連呼し泣きながら家に帰ってきた。少し暗くて、マスクしていて助かったよ。側から見たらヤバい人、おかしい人だよ。

連休最終日、穏やかな日であるはずが、心は穏やかではなかった。眠りたい、逃れたい。だから夜は睡眠薬を服用し、嫁さんの夏布団に包まれながら眠りにつこう。おやすみ嫁さん。また明日ね。多分明日は元気になっているよ。

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